利き本をしてみて

1.はじめに

「本を読みなさい。」「本を◯冊読む」

という言葉がちらつきはじめる頃でしょうか。

そうです、もうすぐ夏休みです。

こんな時期にもってこいな作品を紹介します。

「利き本」をして、休みにいつもとは違った彩りをもたせてください。

 

 

2.今回の本

取り上げるのは、レイモンド・カーバーです。

 

①バースデイ・ストーリーズ収録

  『風呂』

②Caver's dozen レイモンドカーバー傑作選収録

 『ささやかだけれど、役にたつこと』

 

を読んでください。 

ショートバージョンが『風呂』 

ロングバージョンが『ささやかだけれど、役にたつこと』

となっています。

 

バースデイ・ストーリーズ (村上春樹翻訳ライブラリー)

バースデイ・ストーリーズ (村上春樹翻訳ライブラリー)

 

 

 

 

Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)

Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選 (中公文庫)

 

 

3.読み方

強く勧めるのは先に『風呂』を読むことです。

その次に、『ささやかだけれど、役にたつこと』を読んでみてください。

読んでみてわかるのは、リヤルに情景が浮かぶということです。

「心の痛み」「叫び」「湿った疲弊」「血が引いていくようなあの感覚」

をも感じることができます。

気づけば、物語に入り込んでいるでしょう。

2作品、終末がまるで違っています。

短くない期間、余韻にひたることができると思います。

まだまだ感想を書きたいところですが、これから読む人の邪魔になりかねないのでこのくらいでやめておきます。

感想をしゃべりたくなることうけあいなので、ツイッターにて感想お待ちしています。

 

彩りある夏休みを。

終わります。